備後八幡駅




備後八幡駅は1935年に開業した、道後山駅の3つ東隣の駅です。
かつて駅近くに製鉄所があり、そこへの通勤客やトロッコによる資材輸送で賑わっていましたが、
現在は無人駅となっています。
駅舎は事務室部分が撤去され、待合室のみの小ぶりな姿となっています。
所在地:庄原市東城町菅

時刻表(2018年3月現在)

下り

上り

5時57分 普通備後落合行き 7時19分 普通新見行き
13時47分 普通備後落合行き 15時14分 普通新見行き
19時14分 普通備後落合行き 20時49分 普通新見行き


歴史

 1935年6月15日 国鉄三神線の延伸により開業
 1937年7月1日 路線改称に伴い、芸備線所属の駅となる。
 1972年9月1日 貨物取り扱い廃止 
 1983年10月31日 無人駅になる。
 1987年4月1日 国鉄分割民営化に伴い、JR西日本所属の駅となる。
 2012年4月27日

この日を持って駅前簡易郵便局での常備券販売を終了。


駅とその周辺

主な周辺施設

菅簡易郵便局 :徒歩1分
徳雲寺 :備後西国札所第二十二番。鬼の伝説や戦国武将山中鹿之介の首塚などがある。徒歩1時間・車で10分
大正旅館 :東城町森の集落にある古風の旅館。周辺には休校中の八幡中学校などがある。徒歩1時間・車で10分
広島和田金属東城工場 :自動販売機やATM機器を製造している。旧帝國製鉄工場跡に立地。徒歩10分

見事に”ぶった切られた”駅舎。
事務室と待合室の仕切りだった個所はトタンで塞がれ、
事務室の基礎だった部分が空しくこけ蒸しています。
広々とした駅前には、開業時に植えられたであろう大きな木が植えられています。ずっとこの駅を見守り続けてきたのでしょう。
駅前の鬼臼山徳雲寺への道標は1936年の全線開通を記念して立てられたもののようです。


待合室は長椅子がL字に配置された簡素なつくり。
トイレは昔ながらの汲み取り式で中も外も雰囲気満点。
無人駅となった現在でも、道後山駅と同じように
改札設備が残っています。
向かいの使われていないホームは島式で、未だ線路が敷かれたまま草むらに埋もれています。


かつては列車交換や製鉄工場への資材運搬、沿線からの木材や薪の輸送で駅は大いに賑わっていました。
今も駅前には旧鉄道官舎や農協の倉庫が残っています。
駅前通りとなる坂道の途中には、最近まで切符を販売していた簡易郵便局が営業しています。
坂を抜けるとそこは旧国道で、道にそって集落が形成されています。 


駅から南に徒歩5分のところで肉牛の牧畜が行われています。
現在は親が4頭と子が3頭。子牛が育ったら出荷されるそうです。


駅から北に徒歩3分で菅国司大社(すげくにしたいしゃ)
残念ながらあまり手入れが行き届いてません。
神社からさらに北に5分ばかり歩くと菅竹(すげたけ)小学校
現在休校中です。



神社の近くの吊り橋を渡ったところにある梨原(なしはら)団地。

駅から南に15分ほど歩くと、受原(うけはら)集落。国道から見下ろす形で家が立ち並んでいます。
道中には鉄くず工場も。



備後八幡の専用線鉄橋跡

かつて備後八幡駅の近くに帝国製鉄の工場があり、
そこへ原料の砂鉄や製造された鉄を運ぶ専用線がありました。
1964年に工場は操業終了、専用線も廃止されましたが、
現在でも成羽川にかかる鉄橋が草木に侵食されつつも残っています。
(なお、製鉄所があった場所は現在は金属加工工場になっています。)


備後八幡駅近くには備北交通「八幡駅」バス停があります。
こちらも合わせてご利用下さい。
☆土休日運休
(日曜祝日全便運休)

田黒・小奴可方面

東城市街・東城駅方面

8時37分(東城駅8時26分発小奴可8時56分着)

☆ 7時38分(小奴可7時20分発東城駅7時50分着) 

 ☆ 12時51分(東城駅12時39分発小奴可13時09分着)

9時51分(小奴可9時33分発東城駅10時03分) 

 15時41分(東城駅15時29分発小奴可15時59分着)

☆ 13時51分(小奴可13時33分発東城駅14時03分着) 

 ☆ 18時10分(東城駅17時58分発小奴可18時28分着)

 16時51分(小奴可16時33分発東城駅17時03分着)


アクセスはこちらを参考にして下さい
←内名      東城→

戻る

トップへ