油木駅(ゆきえき)



油木駅は広島県内唯一の木次線単独の駅です。
かつては駅舎も建てられていましたが、現在は撤去されており
待合室のあるホームがぽつんと佇む寂しい駅となっています。
また、下り線や貨物の引き込み線の線路も剥がされ、
その跡をタンポポの花が一面埋め尽くしています。
なお、木次線の駅には出雲神話になぞらえた愛称がついていますが、
この油木駅には愛称は付けられていません。

かつては駅舎や多数の側線があったかと思われますが、
今は1面1線の寂しい姿になっています。
その跡には駅舎の基礎部分と
タンポポをはじめとした花々が残るのみです。
駅前は簡易郵便局を兼ねた商店の他に
数件の住居が並んでいます。
駅横の木はおそらく開業時から植えられていたのでしょう。


駅にはベンチのある待合室と
ロッカーが置かれているのみです。
待合室には国鉄時代からの駅名標が掛けられています。
駅前では地元の人達によって
花壇が作られています。
周辺の山々も広葉樹針葉樹問わず立ち並んでいます。


駅前の橋を渡ると、国道314号線が通っています。
駅周辺はのどかな田園風景の他、
黒貨車の倉庫が置かれています。
少し南に歩くと、県道油木小奴可線との分かれ道。
旧国道も短い区間ながら残っており、
標識やホーロー看板も残されています。

駅にはバスも乗り入れています。
 待合室になぜか山陽本線の時刻表が・・・。


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