小奴可駅


小奴可駅は1935年に開業した、道後山駅の東隣の駅です。
1日3往復しか走らない東城―備後落合の区間のなかでも
一番「街」としての賑わいを見せています。
また、りんご園や老桜といった観光名所も駅から近く、行楽が楽しめる駅です。


時刻表(2018年3月現在)

下り

上り

6時14分 普通備後落合行き 7時03分 普通新見行き
14時04分 普通備後落合行き 14時58分 普通新見行き
19時31分 普通備後落合行き 20時33分

普通新見行き


歴史
 1935年6月15日  国鉄三神線の終着駅として開業。
 1936年10月10日  当駅より備後落合まで延伸。これにより三神線全通。
 1937年7月1日  路線改称に伴い、芸備線の所属駅となる。
 1968年10月1日  この日のダイヤ改正より急行たいしゃく1往復が停車開始。
 1980年10月1日  この日のダイヤ改正で急行列車廃止
 1983年10月30日  簡易委託駅になる。
 1987年4月1日  国鉄分割民営化に伴い、JR西日本所属の駅となる。
 2016年  水洗式の駅トイレを新築。


駅とその周辺

 駅舎とその周辺は道後観光の営業所となっており、
 地域交通のタクシーやカラフルな観光バスが並んでます。
 駅ではタクシー会社の人によって切符が販売されてます。
 駅員さんのイラストは駅舎内にあるためか
 状態も他の駅よりいいです。

 駅は1面1線ですが、向かい側にはかつて使われていた
 ホームと線路が草に埋もれて残っています。
 冬には雪も多く降るため雪かきの道具も備わっています。
駅構内には鉄道官舎や職員向けの標識など、
急行が停まっていた頃の賑わいを思わせる
遺構がたくさん残っています。 

駅のトイレは2016年に水洗式の物が新築されました。
また、駅のすぐそばには近江屋スーパーが朝早くから営業しており、旅の途中の買い物で寄るにも便利です。
 かつて貨物や小荷物を運ぶ列車が走っていた
 名残でしょうか、駅前に運送屋の看板を掲げた
 建物がありました。営業はしてませんが、
 犬が飼われているのでまだ人が住んでいるようです。

 駅周辺は山々に囲まれた田園風景が広がっています。
 また、備北の動脈国道314号線がすぐ近くを通っています。
 花と緑が美しい成羽川を渡ると
 家が立ち並ぶ狭い道に入ります。
 古くは街道沿いの宿場町だったため
 商店や立派なお屋敷もあります。

小奴可の要害桜


小奴可には広島県の天然記念物、要害桜があります。
樹齢260年(500年説も有り)にもなる老木ですが、現在でも春になると美しい桜の花を咲かせています。
また、かつてこの地を治めていた奴可入道や、その他多くの武将の居城だった亀山城の遺構も残されています。
桜の周辺には野山に囲まれた美しい棚田があり、運が良ければ桜の花の下で田植えをする光景を見ることもできます。
駅からも近いので、旅の途中寄ってみることをオススメします♪

所在地:庄原市東城町大字小奴可字要害1865
樹種:エドヒガン
樹齢:260年(520年説も有り)
開花時期:毎年4月中旬〜5月上旬(2011年は4月23日〜5月7日でした)
アクセス:小奴可駅から徒歩10〜15分

お願い

 募金にご協力お願いします。

 新しい命が育っていきますように。

老木のため触れたり踏んだりといった些細なことで樹勢に影響をおよぼします。特に木の根元には近づかないようにしましょう
桜の周辺には他にもたくさんの草花が生えています。それらを踏み荒らさないように気をつけましょう。
これからもきれいな桜を残していくために募金にご協力をお願いします。
現在要害桜二世がすくすくと育っています。この新しい命を見守って行きましょう。
要害桜の他にも「森湯谷のエドヒガン」「千鳥別尺のヤマザクラ」といった天然記念物があります。
時間があればそれらもぜひ見に行ってみましょう





小奴可〜東城間には備北交通のバスも走っているので、合わせてご利用ください。
駅北の踏切付近に「小奴可駅口」バス停、国道沿いのJA前に「小奴可」バス停があります。

小奴可(JA前)バス時刻表(※日祝日全便運休 ☆土休日運休)

田黒・八幡経由東城行き
(備後八幡駅へは八幡駅バス停で下車)

千鳥・粟田経由東城行き
(千鳥別尺の山桜へは上千鳥白石バス停で下車)  

奴可神社・日野原行き  

西城交通バス西城行き
(道後山駅へは植木バス停で下車)

☆7時17分

6時58分

8時56分

 

9時30分

☆9時18分

☆13時09分

☆9時15分

☆13時30分

13時50分

16時00分

 

16時30分

☆16時20分

☆18時28分

 


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